目次
必要な道具
使う道具によって組み立て難易度が変わります。
なるべくスキルと用途に合った道具を使うことをお勧めします。
温調はんだこて
安定したはんだ付けができるように温調機能の付いたはんだこてを使います。
また、熱に弱いチップ部品を扱うこ時は温調機能が必須になります。
はんだこて台
はんだこては高温になるので作業する時は必ずはんだこて専用の台にのせるようにしてください。
こて先
表面実装のチップ部品をはんだ付けする場合は細めのD型のこて先がお勧めです。
スイッチの端子などスルーホール部品を取り付ける場合でも、熱効率の良いC型のこて先がお勧めです。
はんだこてに付属するB型(鉛筆の先のような形のもの)は点でしか接触できないため熱効率が悪くはんだ付け難易度が高くなります。
糸はんだ
融点が低く、はんだの流動性が良い「すず・鉛はんだ」で、はんだ径が0.8mmぐらいのものが扱いやすくお勧めです。
白光(HAKKO) 少量はんだ 20g 直径0.8mm FS407-01
白光(HAKKO) 巻はんだ 150g 直径0.8mm FS402-02
フラックス
フラックスは、はんだ付け促進剤です。
無くてもはんだ付けできますが、表面実装のチップ部品をはんだ付けする時や、はんだ付けを失敗した時のリカバー時には、かなり難易度が変わるので用意しておくことをお勧めします。
フラックス洗浄液
フラックスを使った後これでクリーニングします。
フラックスを使わずはんだ付けした場合も、糸はんだ内に含まれているフラックスが基盤面に付着するので、それを洗浄するために必須です。
(はんだ付け後のPCBに付く黄色~茶色っぽい汚れはだいたいフラックスなのでフラックス洗浄液で落とします)
太洋電機産業(goot) フラックスリムーバー BS-T20B 基板に残ったフラックスを洗浄
サンハヤト ハンダフラックス残渣用洗浄剤フラックスクリーナー スプレー FL300
はんだ吸い取り線
はんだ付けを失敗した時のリカバー用に
ニッパー
はんだ付けした後の余分な足(端子)を切断したり、なにかと出番が多いです。
キーキャップなどのプラスチック部品の余分なバリを取る時にも使えます。
100均の物や安いものではキレイに切れない(面一[ツライチ]で切れない)ものが多いので、精密用途の物を用意しておくと良いです。
ピンセット
表面実装部品を扱う場合は必須です。
切り取ったダイオードの足や小さな金属ゴミを拾う時にも使います。(指先に刺さることがあるので)
ホーザン(HOZAN) ピンセット(ツイーザー) 精密仕上げ 先端幅0.3mm 完全非磁性 PP-110
耐熱作業マット
はんだこては高温になるので机を焦がしたりしないように。
まれにはんだが弾けて飛ぶことがあるので、机を汚さないように耐熱作業マットがあった方が良いです。
※カッターマットでは無いので、この上でカッターナイフは使えません。
カッターナイフ
100均のものでも、コンビニのものでもなんでも可。
ちょっとした加工や調整、パッケージの開封など何かと使います。
刃が劣化している時は作業前に新しいものに付け替えておきましょう。
あると便利な道具
無くても組み立てる事はできますが、あると便利だったり、組み立て難易度が下がったりします。
はんだ吸い取り機
はんだ付け失敗時のリカバーや、はんだ付けしたスイッチを外す時に使います。
特にスルーホール部品のはんだを除去する時重宝します。
サンハヤト はんだシュッ太郎NEO 45Wタイプ HSK-300
マルチテスター
うまく動作しない時のトラブルシューティング(導通チェック)に必要
OHM(オーム電機) デジタルマルチテスター 普及型 TDX-200 (04-1855)
カッターマット
カッターを使う時や、はんだ付け以外の作業をする時に金属部品などで机を傷つけないように。
オルファ(OLFA) カッターマットA3 (320x450x2mm) 135B
キムワイプ
フラックス洗浄液の拭き取り用に。
吸収が良く、ケバ立ちや紙粉が少なく、拭き取り後も繊維が目立たないので最適です。
日本製紙クレシア キムワイプ S-200 mini 62015 1個入
先細リードペンチ
ダイオードの足をきれいに曲げたい時や、小さな部品をホールドしたい時にあると重宝します。